「イランが残る限り」米国はシリアにとどまる、米特別代表

【AFP】米政府のジェームズ・ジェフリーシリア特別代表は27日、イランがシリアで存在感を維持する限り、アメリカもシリアにとどまると表明しました。ただ、アメリカの果たす役目は必ずしも米軍の関与を伴うとは限らないとしています。

このところ米高官からは、イランに対抗するため米軍が無期限にシリアにとどまる可能性を示唆していると受け取れるコメントが相次いでいました。ジェフリー氏の発言は、この点について明確に答えたものです。

ジェフリー氏は国連総会が開かれているニューヨーク国連本部で、ドナルド・トランプ米大統領はイラン部隊をシリアから排除することを米軍のシリア撤退の条件にするのかと記者団に問われ「大統領は、先方の条件が整うまで、われわれをシリアにとどめておきたい考えだ」と答えました。

その上で「『われわれ』とは、必ずしも米軍が戦場に立つということではない」と指摘しました。「われわれが現場にとどまる方法は、たくさんある。われわれは間違いなく、外交的に現場にとどまる」と述べましたが、現在のところいずれの選択肢も確定してはいないと付け加えました。

米軍のシリア駐留は、もともとバラク・オバマ前米大統領がイスラム過激派組織「IS=イスラム国」の打倒を目的に承認したものです。従って、対イランを目的とするのは任務の大幅な変更を意味します。

アメリカは現在シリアに約2000人の兵士を駐留させ、バッシャール・アサド政権に抵抗するアラブ系シリア人勢力とクルド人部隊の両方に軍事訓練や助言を中心に活動しています。

対イラン強硬派のジョン・ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は24日、シリア問題について「イラン軍がイラン国外で活動する限り、われわれは撤退しない」と述べていました。

 

 

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