ウクライナ 妥協案提示も緊迫続く

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野党指導者のヤツェニューク氏(写真: AFP/TTXVN)

(NHK) ロシア寄りの政権に抗議するデモ隊と警官隊との衝突で死者が出たウクライナで、政権側は野党指導者2人に首相と副首相のポストを提示して事態の打開を図ろうとしていますが、その後もデモ隊と警官隊が衝突し、緊迫した状況が続いています。

ウクライナでは去年11月、ヤヌコービッチ政権がEU=欧州連合への加盟に向けた手続きを見送り、隣国ロシアとの関係強化に軸足を移したことに対して、野党勢力や市民が大規模な抗議デモを続けています。
今月には、デモを規制する法律が成立したことをきっかけにデモが激しくなり、これまでに少なくとも3人が死亡、400人以上がけがをしました。
政権側と野党側は25日も事態打開に向けた交渉を行いました。
この中で、ヤヌコービッチ大統領は野党指導者のヤツェニューク氏に首相のポストを、また、ボクシングの元世界王者のクリチコ氏に副首相のポストを提示して挙国一致内閣を作るほか、デモを規制する法律を見直すなどの妥協案を示しました。
その一方で、野党側に対し、デモ隊が占拠している首都キエフの広場や道路のほか、国や地方の庁舎から撤退するよう求めたということです。
野党側は、政権側の妥協案は口約束に過ぎず実際に行われるまでデモを続けるとして、抗議の姿勢を崩しておらず、25日夜から26日未明にかけてもキエフ中心部でデモ隊と警官隊が衝突し、緊迫した状況が続いています。

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