エジプト 「アラブの春3年」の衝突で50人死亡

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エジプトでの混乱が一段と深まっている

(NHK) エジプトで、民主化運動「アラブの春」が始まって3年になる25日に合わせて、暫定政府に抗議するデモ隊と治安部隊との衝突が全国に拡大して、これまでに50人が死亡し、混乱が一段と深まっています。

エジプトでは、3年前に長期独裁のムバラク政権を崩壊させた「アラブの春」と呼ばれる民主化運動の記念日に当たる1月25日に合わせて、去年、軍による事実上のクーデターで政権を追われたイスラム組織ムスリム同胞団の支持者と、軍の支持者の双方がデモを呼びかけました。
ムスリム同胞団の支持者は、軍が主導する暫定政府を非難して全土にデモを拡大させ、首都カイロでは、石を投げるデモ隊に対して治安部隊が催涙ガスを発射するなど、各地で衝突が続いています。
また、治安機関を狙ったとみられる爆発も相次ぎ、保健省によりますと、この2日間の死者はこれまでに50人に上り、250人余りがけがをしました。
一方、軍の支持者は25日、カイロのタハリール広場などに詰めかけ、国の安定のため軍が中心的な役割を果たすよう訴えました。
エジプトでは今月、軍の権限を強化する新しい憲法案が国民投票で承認されましたが、ムスリム同胞団は反発を強めていて、対立による混乱が一段と深まっています。

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