シリアで化学兵器使用疑惑 国連安保理会合へ

(NHK)内戦が続くシリアで化学兵器の使用が疑われる攻撃で多数の死者が出ていることを受けて、国連の安全保障理事会は現地時間の9日、緊急会合を開催する見通しですが、独立した調査を求めるアメリカに対してロシアは一貫して反対しており、米ロの立場の隔たりが縮まるかどうかは不透明です。

シリアで化学兵器使用疑惑 国連安保理会合へ - ảnh 1       (写真:THX/TTXVN)

内戦が続くシリアの東グータ地区で7日、呼吸困難に陥る人が相次ぎ、現地の医療団体は49人が死亡したと明らかにし、反政府勢力はアサド政権が化学兵器を使ったと非難しましたが、政権側は否定しています。


これを受けて国連安保理では、メンバー国15か国のうちアメリカを含む9か国の要請に基づいて現地時間の9日午後(日本時間の10日朝)、緊急会合が開催される見通しです。

これについてアメリカのヘイリー国連大使は8日、「安保理は独立した調査が直ちに現場に入って何が起き、誰の仕業なのか明らかにするのを支援しなければならない」とする声明を発表し、現地調査にアサド政権が協力するよう政権の後ろ盾のロシアが圧力をかけるべきだという考えを示しました。

シリアでの化学兵器の使用をめぐっては、国連とOPCW=化学兵器禁止機関で作る合同調査機構が去年10月まで調査を行いましたが、その後、ロシアが調査機構の権限の延長を阻止したため、現地調査が行えない状況が続いています。このためアメリカは現地調査のための新たな組織の設置を目指していますが、緊急会合で独立調査の実施をめぐる米ロの立場の隔たりが縮まるかどうかは不透明です。

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