シリア:ホムス包囲一部解除 直接協議、初の成果

シリアのアサド政権は26日、中部の激戦地ホムス中心部の反体制派拠点に対する政府軍の包囲を一部解除し、女性と子どもの脱出を許可することに同意しました。


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ホムス市(写真:VNA)

スイス・ジュネーブの国連欧州本部でアサド政権と反体制派の直接協議を仲介するブラヒミ国連・アラブ連盟合同特別代表が記者会見で発表、政権側も認めました。 実現すれば、25日に始まった直接協議で初の成果となります。また、双方は、2012年6月に国連安保理常任理事国とシリア周辺国が取りまとめた和平案「ジュネーブ合意」に関する実質協議を27日から開始することで合意しました。

ホムスの中心部に位置する旧市街には反体制派の拠点があり、8カ月以上もの間、政権軍に包囲されています。反体制派主要組織「シリア国民連合」のスポークスマンによりますと、旧市街に暮らす住民は約500世帯です。包囲のために赤十字国際委員会などが援助物資を配布できず、食料や医薬品の不足が深刻化しています。

ブラヒミ氏は26日の協議後の記者会見で、旧市街に閉じ込められている女性と子どもの「即時脱出」をアサド政権が認めたと明らかにしました。政権のメクダド副外相も記者会見で「テロリスト(反体制派)が女性と子どもを脱出させれば、避難所や医薬品・必需品を提供する」と述べました。

ブラヒミ氏は26日、中立的な「移行政府」樹立を柱とする「ジュネーブ合意」について双方から個別に意見を聞きました。27日から合意履行に向けての実質協議を開始する予定です。しかしが、アサド大統領の退陣による体制転換を求める国民連合に対して、政権側は「テロ(反体制派の武装闘争)に終止符を打つことが優先課題」と 主張しており、協議の難航は必至です。

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