シリア反政府勢力の一部が重火器撤去 非武装地帯設置に協力

(NHK)シリアの内戦で、アサド政権が反政府勢力に総攻撃を行って多くの市民が巻き込まれるのを避けようと、関係国が合意した非武装地帯の設置に向け、反政府勢力の主要なグループの1つが重火器を撤去したことがわかりました。

 

一方、強硬派のグループは合意に従うか態度を明らかにしておらず、その行方が注目されます。

シリアの内戦では、優位に立ったアサド政権が反政府勢力の最後の主要な拠点の北西部イドリブ県とその周辺に総攻撃を行って多くの市民が巻き込まれる懸念が高まり、先月、アサド政権の後ろ盾のロシアと、反政府勢力を支援するトルコが首脳会談を行い、今月15日までに双方の間に非武装地帯を設けることで合意しました。

合意では、その前段階として今月10日までに戦車や大砲といった重火器を撤去させることを目指していて、反政府勢力が従うかが焦点となっています。

反政府勢力の主要なグループの1つ、「国民解放戦線」は8日、NHKの取材に、「われわれは重火器を支配地域の後方に移し、撤去を完了した」と述べ、合意に従ったことを明らかにしました。

一方、アルカイダ系の強硬派で最大勢力の「シリア解放機構」はNHKの取材に、合意に従うか態度を明らかにしていません。

アサド政権はイドリブ県とその周辺を反政府勢力から奪還する構えを崩しておらず、非武装地帯が設置され大規模な戦闘が回避されるのか合意の行方が注目されます。

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