トランプ氏、司法長官にロシア捜査の終結要求 司法妨害の疑い再燃

ワシントン(CNN) トランプ大統領は1日、セッションズ司法長官に対し、ロシアの米大統領選介入疑惑をめぐるマラー特別検察官の捜査をやめさせるよう要求しました。

トランプ氏は数カ月にわたりロシア疑惑の捜査を激しく攻撃しており、一連の言動が司法妨害に当たる可能性がないか、疑問視する声が再燃しています。

トランプ氏はツイッターで「これはひどい状況だ。我が国をこれ以上汚す前に今すぐ、セッションズ司法長官はこの不正な魔女狩りをやめさせるべきだ」と主張しました。マラー氏の捜査に絡む初の裁判として、トランプ陣営の選対本部長を務めたマナフォート被告の審理が始まる中、捜査全体を終結させるよう要求を強めた形となりました。

トランプ氏は大統領就任直後、当時のFBI=コミー連邦捜査局長官に対し、フリン元大統領補佐官(国家安全保障担当)の捜査を中止するよう求めたとされます。トランプ氏は後にコミー氏を解任しました。さらに2016年米大統領選介入疑惑の捜査担当にマラー氏が任命されると、マラー氏の解任も検討したもようです。

マラー氏の捜査チームはロシアの選挙介入やトランプ陣営とのつながりのほか、トランプ氏による司法妨害の試みについても調べを進めています。

ただ検察は、司法妨害は明確な線引きのできる問題ではなく、不正の「意図」があったことを証明する必要があるのではないかとの見方を示します。トランプ氏の言動については最終的に、法廷ではなく、弾劾(だんがい)権を持つ議会で判断されるとみられます。

下院情報委員会の民主党トップ、アダム・シフ議員はトランプ氏の今回の要求について「明白な司法妨害の試み」とした上で、「米国は決してこれを受け入れてはならない」と述べました。

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