トランプ米大統領、再び印パ仲介に言及=インドは抗議-カシミール問題

(VOVWORLD) -インドとパキスタンが70年以上にわたって領有権を争うカシミール地方をめぐり、トランプ米大統領が両国の仲介を担う可能性に再び言及しました。

アフガニスタンでの紛争解決でパキスタンの協力を得る狙いがあるとの見方が出ていますが、第三者の介入に反対してきたインドは反発しています。
トランプ氏は1日、ホワイトハウスで記者団にカシミール問題について、「もし彼らが望むなら、私は確実に調停するだろう」と発言しました。インドのジャイシャンカル外相は2日、訪問先のバンコクでポンペオ米国務長官と会談し「協議はパキスタンとの2国間でのみ行われる」と抗議したとツイッターに投稿しました。

トランプ氏は7月22日にも、インドのモディ首相に仲介を頼まれたと表明しました。インド政府は直ちに、これを否定したものの、議会ではモディ氏の責任が問われる騒ぎになりました。
インドは国民の約8割がヒンズー教徒ですが、カシミール地方の人口の大半はイスラム教徒です。インドは、第三者が仲介する形でカシミール問題の協議が行われた場合、イスラム教を国教とするパキスタンに有利な形で進む可能性を警戒しました。このため、過去のパキスタンとの取り決めを根拠に、2国間対話にこだわっています。

パキスタンの地元記者は、トランプ氏の狙いが停滞するアフガン和平協議の進展にあると分析しました。カシミール問題の仲介に意欲を示すことで、「(アフガンの)反政府勢力タリバンに影響力を持つパキスタンの歓心を買おうとしているのではないか」と指摘しました。

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