ノーベル平和賞 受賞の2人 性暴力根絶に向け改めて決意

(NHK)ことしのノーベル平和賞には、紛争下の性暴力と闘うアフリカの医師とイラクの女性人権活動家が選ばれました。
ノーベル平和賞 受賞の2人 性暴力根絶に向け改めて決意 - ảnh 1 ムクウェゲ医師(左)とムラドさん(右)(写真:AFP/TTXVN

これを受けて2人は、国際社会の関心が高まることに期待を示すとともに、世界中で繰り返されている性暴力の根絶に向けて改めて決意を示しました。

ことしのノーベル平和賞に選ばれたのは、紛争が続くコンゴ民主共和国東部の病院で、性暴力の被害に遭った女性の治療に長年、あたってきたデニ・ムクウェゲ医師(63)と、イラクの少数派のヤジディ教徒に対する過激派組織IS=イスラミックステートのすさまじい性暴力の実態を、みずからの体験をもとに訴えてきたナディア・ムラドさん(26)の2人です。

ムクウェゲ医師は5日、自分が働く病院で記者会見し、「この賞は性暴力の被害を受けた世界中の女性たちの苦しみを受け止めたものだ。加害者がしっかりと償うための第一歩になってほしい」と述べ、紛争地帯での性暴力が責任を問われないまま繰り返されている現状の改善を訴えました。

また、ナディアさんは声明を出し、「この賞を、迫害されている少数派や性暴力の被害者たちと共有したい。よりよい未来を思い描くだけでなく、それを実現するために、たゆまぬ努力を続けなければならない」として、性暴力の根絶に向け改めて強い決意を示しました。

ノーベル平和賞の授賞式は、12月10日にノルウェーで開かれる予定で、2人が世界に向けてどのようなメッセージを発するのか注目されます。

ご感想

他の情報