バチカンで性的虐待防止会議始まる 各国の司教ら約190人が参加

(NHK)聖職者による未成年者への性的虐待が世界中で相次いで明るみに出る中、ローマ・カトリック教会の中心地バチカンで、各国の司教らが参加して性的虐待を防ぐための対策を話し合う会議が始まりました。

会議はローマ・カトリック教会のフランシスコ法王の呼びかけで開かれ、各国の司教らおよそ190人が参加して、未成年者を性的虐待からどのように守るかや事件が隠ぺいされるのをどう防ぐかなどを話し合います。

初日の21日は、冒頭にフランシスコ法王が演説し、「正義を求める子どもたちの叫びに耳を傾けなければならない」と述べたうえで、「求められているのは、ありきたりな非難の言葉ではなく、具体的で効果的な対策だ」と訴えました。

聖職者による性的虐待は、アメリカやアイルランド、それにチリなど世界各国で相次いで明るみに出ていて、被害者を支援する団体からは、カトリック教会が十分な対応をしていないとして強い批判の声が上がり、教会への信頼を揺るがす事態となっています。

フランシスコ法王は、会議に先立ち、枢機卿も務めたアメリカの名誉大司教に対し、未成年者などに性的虐待を行ったとして聖職者としての地位を剥奪し、性的虐待は一切許さないという姿勢を強調していて、今月24日まで開かれる会議でどのような対策を打ち出すのか注目されます。

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