パリ同時襲撃の被告「アラー信じる」 初公判で協力拒否

【AFP】2015年にフランスの首都パリで起きた同時襲撃事件で、唯一生存している実行犯とされるサラ・アブデスラム被告(28)が5日、ベルギーの首都ブリュッセルの裁判所で開かれた公判に初出廷しました。
パリ同時襲撃の被告「アラー信じる」 初公判で協力拒否 - ảnh 1 サラ・アブデスラム被告(28)(写真:bbc.com)

被告は法廷で「私はアラー(神)を信じる」などと発言したほか、イスラム教徒が偏見に基づいて裁かれていると非難しました。

ベルギー生まれのモロッコ系フランス人である同被告は、パリでの事件後にブリュッセルで起こした銃撃事件の裁判に臨むため、パリ近郊の勾留施設から警察の護衛下でブリュッセルに移送されました。

出廷したアブデスラム被告は、傲然(ごうぜん)とした態度を示し、判事の前で起立することや、2016年の逮捕につながったブリュッセルでの警察との銃撃戦に関する質問に答えることを拒否しました。

2年に及ぶ勾留中に髪とひげを長く伸ばした同被告は、ブリュッセルの裁判所で判事に対し、「私が沈黙しているからといって犯罪者にはならない」「イスラム教徒は無慈悲にも、最悪な形で裁きと処遇を受けている。無罪が推定されていない」などと発言しました。

同被告は2016年3月15日に発生した銃撃戦の3日後にブリュッセルで逮捕されて以来、捜査員らに対し黙秘を続けています。今回自発的に出廷に応じたため、パリ襲撃事件に関し沈黙を破ることが期待されていましたが、この日も引き続き協力を拒否した上、自身の姿が写真や映像に収められることも拒否しました。

黒い目出し帽をかぶったベルギーの警察官2人に常時警備されていた被告は、「私はあなたが怖くはない。あなたの仲間も怖くはない」「私はアラーを信じる。それだけだ」と述べました。

検察側はアブデスラム被告と、同時に逮捕されたチュニジア人のソフィアン・アヤリ被告(24)に禁錮20年を求刑しました。両被告はいずれも殺人未遂に加え、禁止武器に関連する罪に問われています。

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