ブラジル博物館全焼 老朽化による漏電か 責任問うデモ拡大

(VOVWORLD) - ブラジルのリオデジャネイロにある国立博物館で収蔵品の多くが失われる火事があり、出火の原因は、予算が削られて修繕作業が遅れたことによる漏電とみられ、各地で政府の責任を問うデモが拡大しました。
ブラジル博物館全焼 老朽化による漏電か 責任問うデモ拡大 - ảnh 1 写真提供:THX

 ブラジルのリオデジャネイロにある国立博物館で2日、火の手が上がり、まもなく消防が駆けつけたものの、水が不足し、歴史ある建物はほぼ全焼しました。

博物館は、1818年に当時のポルトガルの王がみずからの収集品を集めて設立したもので、先住民のミイラなど2000万点以上が収蔵されていましたが、その多くが失われました。
ブラジルのテメル大統領は「わが国の歴史にとって悲しい日だ」というコメントを発表しましたが、博物館は老朽化が進み、たびたび修繕の必要性が指摘されていたにもかかわらず、政府が予算を削り、工事が進んでいませんでした。
さらに、出火の原因は老朽化による漏電だとされていて、リオデジャネイロやサンパウロなどブラジル各地で3日、これに怒った市民が政府の責任を問うデモを行いました。
リオデジャネイロでのデモには2万5000人が集まり、参加者は「政府は教育の分野に予算を使うべきだ」などと叫びながら行進しました。
ブラジルでは来月、大統領選挙が予定されていますが、今回の火事をきっかけに教育の問題が争点に浮上しています。(NHK)

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