フランス:揚陸艦「引き渡さない場合は露の支払い分返還」



(毎日)フランスのオランド大統領は22日、ロシアへの引き渡しを延期しているミストラル級強襲揚陸艦2隻について、「引き渡さない場合は、支払われた分を返還しなければならない」と述べ、最終的に契約が不調になった場合の対処について初めて言及しました。パリを訪問中のウクライナのポロシェンコ大統領との会談後の共 同会見で表明しました。

オランド氏は会見で、「現在の状況ではミストラルの引き渡しは不可能だ」と述べ、引き渡しの条件としているウクライナの停戦が実現していないとの見方を改めて示しました。その上で、「引き渡した場合は(代金を)支払ってもらうし、引き渡さない場合は、支払われた分を返還しなければならない」と語り、売買契約の不履行が具体的な選択肢であるとしています。

ミストラル級強襲揚陸艦2隻は2011年に総額12億ユーロ(約1540億円)でフランスとロシア両国が売買契約を締結しました。既に代金の一部が仏側に支払われています。1隻目は当初、昨年10月に引き渡される予定でした。

引き渡しが実現すると、ロシアの近隣国にとって軍事的脅威となるため、対ロシア制裁を実施する欧米諸国を中心に批判が出ています。ポロシェンコ氏は会見で、「オランド氏の明確な立場の表明に感謝したい」と語りました。

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