メルケル首相とゼーホーファー内相、歩み寄り=難民めぐりドイツ政権危機

【時事通信社】ドイツのメルケル首相は18日、難民政策をめぐり対立するゼーホーファー内相が求める一部難民の強制送還について、周辺国との合意を目指す方針を示しました。

即時送還を求めていた内相も、6月中は待つことを認め歩み寄った。ただ、連立政権崩壊の危機は終わっていません。

内相は、他のEU=欧州連合諸国で登録済みの難民に独入国を許さず、国境沿いでイタリアやギリシャといった最初の登録国に送り返すよう主張しています。首相の同意がなくても「内相権限で実行する」と警告していました。内相は、首相率いるキリスト教民主同盟の姉妹政党、キリスト教社会同盟の党首です。内相の造反は、両党の決裂に結び付き、メルケル政権は崩壊する恐れがあります。

首相は28、29の両日に開かれるEU首脳会議で、イタリアなど関係国との2国間合意を目指します。ただ、メルケル首相自身が18日、党の会合で「ドイツがどう行動するかで欧州がまとまれるかが決まる」と語った通り、送還の調整は難航が予想されます。ドイツの政治危機再燃の恐れは大きいです。

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