リビア首都で民兵どうし衝突 市民含む39人死亡

(NHK) 北アフリカのリビアの首都トリポリで民兵組織どうしの衝突が激しくなり、これまでに市民を含む39人が死亡し、欧米諸国が共同声明で深刻な懸念を表明しています。

リビア首都で民兵どうし衝突 市民含む39人死亡 - ảnh 1 国連のグテーレス事務総長(写真:THX/TTXVN)

リビアは7年前、中東の民主化運動「アラブの春」でカダフィ政権が崩壊したあと首都トリポリを含む西部の暫定政府と東部を統治する軍事組織の対立が続いています。


1週間ほど前からはトリポリを拠点とする民兵組織と郊外の民兵組織が激しい戦闘に突入しました。首都の利権争いが原因とみられていて、暫定政府によりますと、これまでに39人が死亡、119人がけがをしました。

住宅にミサイルが当たり子ども2人が死亡するなど市民も犠牲になっているということです。31日にはトリポリの郊外にある国際空港が閉鎖され、移民や難民の収容所にも危険が迫り収容者を別の場所に集団で避難させるなど戦闘の影響が広がっています。

アメリカとイギリス、フランス、それにイタリアは共同声明を発表し深刻な懸念を表明したうえで、対話による解決を呼びかけています。

リビアでは国際社会の仲介により12月に大統領選挙と議会選挙を実施することで対立する勢力が合意しています。しかし今回の戦闘を受けて不安定な情勢が改めて浮き彫りになっています。

国連のグテーレス事務総長は1日、「暴力が激しさを増し、無差別の砲撃によって、子どもを含む民間人に死者やけが人が出ていることを非難する」という声明を出しました。

そのうえで、「無差別の砲撃は人道と人権に関する国際法に違反する」と指摘し、すべての当事者に対し、直ちに戦闘行為をやめるよう訴えました。


 

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