ロシア側が反発 米の新制裁発動発表に

(VOVWORLD) -  米政府は8日、英国で3月発生した神経剤ノビチョクを用いた元ロシアスパイ暗殺未遂事件について、ロシアが関与したと断定し、新たな制裁を科すと発表しました。
ロシア側が反発 米の新制裁発動発表に - ảnh 1 写真提供: AFP

ペスコフ露大統領報道官は「これらの出来事を結びつけるのは受け入れられない」と反発しました。米露両国は7月の首脳会談で関係改善を目指すことを確認しましたが、道のりは険しそうです。

今回の制裁は化学・生物兵器に関する米国内法に基づき、ロシアがエンジンや電子回路部品など国家安全保障に関わる物品を米国から調達することを制限します。議会への通知期間を経て、今月22日にも発動するとしています。3月の暗殺未遂事件を受け、米国は60人の駐米ロシア外交官を追放していますが、この案件での経済制裁発動は初めてです。

米国務省は声明で「ロシア政府が生物もしくは化学兵器を使用したと結論付けた」と説明しました。ロシアにも通告したということです。

今回の事件では英当局が国内の監視・傍受網をフル活用し、複数のロシア人の関与を断定したとされています。これらの情報公開が難しい点を踏まえ、ロシアは「証拠が提示されていない」と反論しました。在米ロシア大使館が8日に出した声明も「我々は事実関係も証拠も示されない状況にさらされている」と皮肉りました。

米政府は今月3日に朝鮮と取引したロシアの銀行への制裁を発表するなど、ロシアへの厳しい姿勢を崩していません。ロシア国内では「対露関係の改善を目指すトランプ大統領の発言と、米政府の厳しい政策は別物だ」(高等経済学院のカシン研究員)などと、関係改善に悲観的な見方が多いです。(毎日)

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