ロシア、米外交官60人追放 報復措置

(共同)ロシアのラブロフ外相は29日、英南部で起きた元ロシア情報機関員らへの神経剤襲撃事件を受けロシア外交官ら60人の国外追放を決めた米国に対し、同数の米外交官を追放する報復措置を取ると発表しました。


他国にも同様に報復すると表明、米欧などの外交官計150人以上を追放する見通しとなりました。米政府はさらなる対抗措置を示唆しました。ロシアと米欧の対立は一層激化し、双方の関係は冷戦終結後最悪の状態に陥っていました。

ロシア外務省は米国のハンツマン駐ロシア大使を呼び、米外交官60人を4月5日までに国外退去させ、サンクトペテルブルクの米総領事館を今月31日までに閉鎖するよう通告しました。

米国務省のナウアート報道官は29日の記者会見で「対抗措置を取る権利が我々にはある」と述べ、ロシアに対しさらなる報復措置を取る考えを示唆しました。

ロシアは襲撃事件への関与を否定しました。外交官追放に同調するよう欧州諸国などに強いたとして米英を非難しています。

ラブロフ氏は、事件の真相究明のため化学兵器禁止機関(OPCW)執行理事会を4月4日に緊急開催するよう要請したと表明しました。また事件で元ロシア情報機関員セルゲイ・スクリパリ氏と共に被害に遭い、容体が急速に回復している娘ユリアさんについて、ロシア側が接触できるよう英国側に改めて求めました。

 


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