国内分裂のリビア 東部の軍事組織が首都近郊に進軍

(NHK) 国が東西に分裂している北アフリカのリビアで、東部の軍事組織が暫定政府のある西部の首都近郊まで進軍し、暫定政府側は空爆で対抗するなど戦闘が本格化しています。国連の主導で予定されていた各勢力の代表による会議は開催が危ぶまれ、緊迫した状態が続いています。
国内分裂のリビア 東部の軍事組織が首都近郊に進軍 - ảnh 1        (写真:ロイター)

リビアでは8年前に民主化運動「アラブの春」で、独裁的なカダフィ政権が崩壊したあと、多くの武装勢力がせめぎ合い、国が分裂した状態が続いています。

このうち東部に拠点を置く、軍人のハフタル氏が率いる軍事組織が、先週から西部の暫定政府が支配する首都トリポリを攻略しようと部隊を進めていて、すでにトリポリ近郊の一部の地域を制圧しています。

これに対し、暫定政府のシラージュ首相は6日、テレビ演説を行い、「宣戦布告には力で対抗する」と述べ、ハフタル氏の部隊に空爆を行いました。この空爆などで、ハフタル氏の軍事組織の戦闘員14人が死亡したということです。

リビアでは国連が主導して、今月14日から各勢力の代表が集まり、国の統一を目指す「リビア国民会議」の開催が予定されています。

国連のサラメ特使は6日、トリポリで記者会見し、「困難な情勢であることはわかっているが、予定どおり会議を開催する決意だ」と述べ、東西の勢力間の調停に全力を挙げる姿勢を示しました。

しかし、戦闘が本格化する中、会議の開催は危ぶまれていて、緊迫した状態が続いています。


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