国連中東特使が「越権行為」、パレスチナ自治政府高官が非難

【AFP】PLO=パレスチナ解放機構の高官は11日、UN=国連のニコライ・ムラデノフ特別調整官(中東和平担当)が、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマス間の合意を求めるという「越権行為」をしたと非難し、今後は同氏に協力することはできないと述べました。

PLOの執行委員会のメンバーであるアハメド・ムジュラニ氏は、国連のアントニオ・グテレス事務総長に対し、パレスチナ自治政府はムラデノフ氏を「もはや容認できない」と伝えたことを明らかにしました。

ムジュラニ氏は、ムラデノフ氏がイスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するハマスとの合意を求めるという「越権行為」をし、「パレスチナの安全保障とパレスチナ人の結束」に影響を与えたと主張しました。

本件についてムラデノフ氏はコメントを出しておらず、国連の確認も取れていません。

ムラデノフ氏はエジプトと協力し、パレスチナ自治政府を除外したイスラエルとハマスとの間接交渉で長期にわたる休戦協定を求めていましたが、同自治政府のマハムード・アッバス議長の圧力もあり、行き詰まっていました。

しかし9日、カタールによるガザ地区への燃料支援に関する協定が国連の仲介で結ばれました。パレスチナ自治政府はこの協定に関与しておらず、ムラデノフ氏のやり方にパレスチナの政治家らは反発を強めています。

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