地中海渡る難民の死者数 今月に入り大幅に減少

(NHK)IOM=国際移住機関は、中東などから地中海を渡ってヨーロッパに向かう際に命を落とす難民や移民の数が、今月に入って大幅に減少したことを明らかにし、EU=ヨーロッパ連合とトルコとの合意でギリシャに渡るケースが減っていることが背景にあると指摘しました。これは、スイスのジュネーブに本部を置くIOMのミルマン報道官が24日、記者会見して明らかにしたものです。

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(写真:ロイター)

それによりますと、ことし、中東などから地中海を渡ってヨーロッパに向かう際に、ボートが転覆するなどして命を落とした難民や移民の数がこれまでに1370人と、去年の同じ時期よりおよそ25%減少しているということです。特に、今月に入ってからは13人で、同じ月で比べると、おととしの330人、去年の95人より大幅に減少しているとしています。

急増する難民や移民の流入を抑えようと、EU=ヨーロッパ連合はことし3月、トルコ経由でギリシャに渡る難民を送り返すことでトルコと合意し、すでにこの措置を始めています。
ミルマン報道官は「トルコからギリシャに渡るルートが明らかに止まっている」と述べ、この措置によって、ギリシャに渡るケースが減っていることが背景にあるとしています。
一方で、イタリアの沿岸警備隊は24日、この日だけで、北アフリカからボートなどで地中海を渡っていた難民や移民およそ3000人を救助したことを明らかにし、アフリカからヨーロッパを目指す動きは依然として続いています。

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