天皇在位30年祝賀ムード、政府は経済効果に期待=「政治利用」野党に懸念も

(jiji.com)政府は24日の天皇陛下在位30年記念式典を皮切りに、皇位継承に関連する一連の儀式を順次挙行し、国民の祝賀気分を盛り上げていく考えです。
天皇在位30年祝賀ムード、政府は経済効果に期待=「政治利用」野党に懸念も - ảnh 1       (写真:Kyodo/AP)

自粛ムードが各地を覆った30年前の代替わりと違い、今回は経済効果が見込まれるためです。ただ、野党からは「政治利用」との懸念も出ています。
「私たちは、これまでの陛下の歩みを胸に刻みながら、激動する国際情勢の中で、希望に満ちあふれ、誇りある日本の輝かしい未来を創り上げていく決意だ」。安倍晋三首相はこの日の式辞で陛下に祝意と敬意を表明しつつ、新時代の幕開けに臨む意欲を語りました。
天皇退位は約200年ぶり。改元に立ち会う首相は西園寺公望(大正)、若槻礼次郎(昭和)、竹下登(平成)に続き安倍首相が4人目となります。首相は1月の施政方針演説で、冒頭から皇位継承に触れ、「国民こぞってことほぐことができるよう万全の準備を進めていく」と述べています。
1989年の平成への代替わりでは、前年9月からの昭和天皇の体調不良をきっかけにテレビの娯楽番組やCM、イベントなどの自粛が一気に拡大、消費者心理を冷え込ませました。退位による今回は、こうした心配がないほか、皇位継承に伴う10連休も控え、全国に慶祝の雰囲気が広がりそうです。
首相は式辞で、「日本と各国との友好親善関係は、数々のご活動により、一層深まったものと実感している」と皇室外交の成果をたたえました。政府はトランプ米大統領を5月26日から国賓として日本に招き、新天皇が会見する予定です。日米関係の強化につなげる狙いがちらつくが、憲法は「天皇は国政に関する権能を有しない」と定めており、政治と皇室の距離感を保つことが課題となります。
共産党は今回の式典に欠席しました。同党はその理由を「天皇の政治的利用という動きが背景にあると感じざるを得ない」(幹部)としています。

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