「最悪の人道危機」イエメン停戦決議 安保理で採択

(NHK)「最悪の人道危機」と呼ばれる中東イエメンの部分停戦を受けて国連の安全保障理事会は21日、停戦監視のための先遣隊の派遣を認める決議を全会一致で採択し、停戦を確実に実施し、和平に近づけられるかが次の課題になります。
「最悪の人道危機」イエメン停戦決議 安保理で採択 - ảnh 1      (写真:AFP/TTXVN)

イエメンは3年半の内戦で深刻な食糧難に陥り、国連は、人口の半数に当たる1400万人が飢餓に近い状態にある「最悪の人道危機」としています。

その国連が仲介して、先週、政権側と反政府勢力が、人道支援物資の輸送拠点となっている港湾都市ホデイダでの停戦に合意したことから、国連の安保理は21日の会合で、イギリスが提案した合意を支持する決議を全会一致で採択しました。

決議では、国連が停戦監視のための先遣隊を派遣することを認めているほか、すべての当事者が人道支援物資の無条件の輸送を保証するよう求めていて国連によりますと先遣隊は数日中に派遣される見通しです。

一方、決議が採択される過程で、アメリカが反政府勢力を支援するイランを非難する文言を盛り込んだ対案を出したのに対し、ロシアが個別の国を名指しすべきでないと主張する一幕がありましたが、結局、安保理の結束が優先され、アメリカの決議案は採決にかけられませんでした。

イエメンでは今後、ホデイダでの停戦合意を確実に実施して和平に近づけられるかが課題になります。

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