欧州業界団体、英首相と会談 離脱交渉の遅れに「大きな懸念」

(europe.nna.jp)CBI=英産業連盟と欧州の40の経営者団体および業界団体から成る統括組織「ビジネスヨーロッパ」は13日、メイ英首相と会談し、イギリスのEU=欧州連合離脱交渉の遅れを巡る懸念を訴えました。
欧州業界団体、英首相と会談 離脱交渉の遅れに「大きな懸念」 - ảnh 1        (写真:BBC.com)

ブレグジット後の制度激変を避けるための移行期間について至急合意し、将来的な英・EU間の経済関係についての協議を開始するよう求めています。

「ビジネスヨーロッパ」を率いるエマ・マルチェガリア氏は、「正念場となる12月のEUサミットが約1カ月前に迫る中、交渉ペースが遅く進展がないことに、企業は大きな懸念を抱いている」と指摘しました。「企業はイギリスがEU関税同盟と単一市場にとどまる現状維持的な移行期間の設置を求めている」とした上で、そのためには英政府がEU市民の権利やアイルランド国境問題、EU拠出金清算の3つの主要問題で具体的な提案を行う必要があると促しました。EUはかねて、これら3つの重要事項で合意しない限り、ブレグジット後に向けた貿易交渉は開始しない方針を示しています。

CBIのキャロリン・フェアバーン事務局長が英公共放送BBCに語ったところによりますと、同団体の調査では回答企業の10%が既に緊急時対応計画を実行に移しています。さらに、来年3月までには約60%がこうした計画を実行する方針といいます。

イギリスとEUは第6回目の離脱交渉を終えたばかりです。欧州委員会のミシェル・バルニエ首席交渉官は先に、イギリスに対しEU拠出金の清算問題について2週間以内に明確な姿勢を示すよう要求しました。ただ、イギリスのデービスEU離脱相は、イギリスは貿易交渉を開始するために必ずしも具体的な精算額を提示する必要はないとしており、意見のすれ違いが見られます。

こうした中、バルニエ氏は12日、ブレグジット交渉の決裂に備えた計画立案にとりかかる方針を明らかにしました。「交渉決裂は自分の望む選択肢ではないが、そうなる可能性はあり、実務上それに備える必要がある」と話しています。

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