流出の「ISメンバー情報」、各国が調査着手 信ぴょう性疑う声も

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(写真:BBC)

【3月11日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の離反者から提供されたメンバー約2万2000人の個人情報を含むとされる文書について、欧州諸国の情報機関は信ぴょう性の検証を進めています。ドイツの情報当局は文書の一部について本物らしいとの認識を示していますが、専門家の多くは懐疑的な見方を示しています。

英独のメディアが報じたところによりますと、文書には英国や北欧、中東、北アフリカ諸国、米国、カナダなど51か国から参加したメンバーの名前や生年月日、電話番号といった個人情報が含まれています。文書を入手した英テレビ局スカイ・ニュース(Sky News)は英治安当局に情報を提供したとしています。

英内務省は、国の安全保障に関わる内容については規定に従ってコメントしないとしましたが、デービッド・キャメロン首相の報道官は、政府は「この情報をダーイシュ(ISのアラビア語名の略称)との戦いにどのような形で生かしていけるか検討する」と語りました。

一方、スカイ・ニュースの報道に先立ち、ドイツメディアは今週、ISがドイツ出身の新規参加者に記入させた文書について報じていました。ドイツ連邦警察の報道官はこの文書について、本物の可能性が「極めて高い」と指摘しました。法執行や治安対策に活用していく方針を明らかにしました。

ただ、専門家らからは文書について、ISとしては不自然な表現や間違いが見受けられるとの指摘が出ています。米ジョージア州立大学の研究者、チャーリー・ウィンター氏は、過去に偽造された文書と似たような「不整合性」が見受けられると説明しました。

文書では、ISの過去の名称である「イラクとシリアのイスラム国」の二通りのアラビア語表記が使われており、うち一つはこれまでのISの慣習と一致していませんでした。また、戦闘員の死亡報告書にはISがよく使用する「殉教」の代わりに「殺害」という表現が使われていました。

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