米、イラン核合意離脱表明 英仏独は合意履行続けると共同声明

(zakzak.co.jp)トランプ大統領は8日、イランの核開発を制限するため2015年に米欧など6カ国がイランと結んだ核合意からの離脱を表明しました。

解除していたイランへの制裁を直ちに再開し「最高レベルの経済制裁」を科すと宣言しました。イランの中央銀行と取引する金融機関を対象とする一部制裁が再開されることになると、イランの石油輸出が制限され、国際社会や市場への影響も少なくないです。

イランのロウハニ大統領は、アメリカ抜きの合意について欧州などの当事国と交渉に乗り出す方針を表明しました。その上で「工業用のウラン濃縮活動」を再開する可能性に言及。国際的な核不拡散体制が揺らぎかねず、中東情勢の緊張が高まりそうです。

TPP=環太平洋戦略的経済連携協定や地球温暖化対策の枠組み「パリ協定」に続き、オバマ前政権が結んだ国際協定を否定する姿勢を鮮明にしました。一方、イギリスのメイ首相、フランスのマクロン大統領、ドイツのメルケル首相は核合意にとどまり、合意の履行を続けるとする共同声明を発表しました。

ホワイトハウスで声明を発表したトランプ氏は核合意を「ひどい、一方的な取引」と非難し「イランによる核の脅威に対し、同盟国と共に本物で包括的かつ永続的な解決策を探る」と説明しました。

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