米中首脳会談 貿易問題打開の糸口を見いだせるか

(NHK) 貿易問題などをめぐって対立を深めているアメリカのトランプ大統領と中国の習近平国家主席が29日、G20サミットが開かれている大阪で首脳会談を行います。トランプ大統領が、会談が不調に終われば、中国からの輸入品に関税を上乗せする措置を、ほぼすべての輸入品に広げる意向を示す中、事態打開の糸口を見出すことができるかどうかが焦点となります。

アメリカのトランプ大統領と中国の習近平国家主席の首脳会談は、29日午前11時半から行われます。米中の首脳会談は、去年12月以来およそ7か月ぶりです。

両国は、前回の首脳会談での合意に基づいて貿易問題をめぐる閣僚級の交渉を続けてきましたが、ことし5月、アメリカが問題視する知的財産権の侵害や中国の国有企業に対する補助金などをめぐって主張の隔たりが埋まらず事実上、決裂しました。

その後、アメリカが、中国からの輸入品2000億ドル分に対し上乗せする関税を25%に引き上げ、中国もアメリカからの輸入品に対する上乗せ関税を引き上げるなど、対立が深まっています。

トランプ大統領は、首脳会談が不調に終われば、中国からの3000億ドル分の輸入品を対象に関税の上乗せに踏み切り、中国からの輸入品のほぼすべてを関税上乗せの対象とする意向を示し、中国への圧力を強めています。

これに対し、中国は、こうしたトランプ大統領の交渉姿勢に不信感を強めており、貿易摩擦の、いわば長期戦も辞さない構えを見せています。

米中両国が事態打開の糸口を見出すことができるかどうかが首脳会談の焦点となります。

一方、トランプ大統領は28日、記者団から29日の習近平国家主席との首脳会談について問われ「少なくとも生産的な会談になるだろう」と述べ、中国側の歩み寄りに期待を示しました。


ご感想

他の情報