米大統領、完全非核化前の朝鮮民主主義人民共和国制裁緩和を示唆 金委員長と来週会談

[ロイター] - トランプ米大統領は20日、朝鮮民主主義人民共和国の金正恩朝鮮労働党委員長との2回目の会談を来週に控え、朝鮮民主主義人民共和国が非核化に向け「有意な」動きを示せば、同国に対する制裁措置を緩和する可能性を示唆しました。

トランプ大統領は金委員長と来週27─28日にベトナムの首都ハノイで首脳会談に臨みます。

これについてトランプ氏はホワイトハウスで、「この会談が最後になるとは考えていない」と表明しました。朝鮮民主主義人民共和国に対する制裁措置については、解除したいとしながらも、同国がまず非核化に向け動き出す必要があるとの認識を示し、米政府が制裁措置を変更する前に朝鮮民主主義人民共和国側からの「有意な」進展が必要になると述べました。

朝鮮民主主義人民共和国は昨年6月の第1回目の米朝首脳会談以降、非核化に向け主だった動きは見せていませんが、トランプ氏は朝鮮民主主義人民共和国が非核化に消極的であるとは考えていないと表明しました。「北朝鮮は消極的ではない。何かを行うつもりでいると考えている」とし、「どうなるか見守りたい。制裁措置を解除したいが、解除するには先方が何か有意な動きを示す必要がある」と述べました。

その上で、金委員長とは「良好な関係」を築いているとし、「何らかの進展が見られることは特に驚くべきことではない」と指摘しました。金委員長との間でこれまで多くの進展がありましたが、「このことは来週の会談が最後になることを意味していない」と述べました。

米政権はこれまで、朝鮮民主主義人民共和国が完全に核を放棄するまで同国に対する制裁措置は解除しないとの姿勢を表明しました。ただトランプ大統領のこの日の発言は、完全な核放棄前に制裁緩和を検討する用意があるとの姿勢をこれまでになく明確に示すものでした。

ご感想

他の情報