米議会、イラン核合意の不承認を否決へ

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写真提供:AP


(朝日)米議会上院(定数100)は10日、イラン核問題の最終合意をめぐる採決をし、野党・共和党が提出した不承認決議案が否決されることが確実となりました。これを受け、オバマ大統領は声明で「外交の勝利」を宣言し、合意を履行する意向を改めて表明しました。

イラン核合意について、オバマ氏は「イラク戦争以来、最も重大な国の安全保障をめぐる論争」と位置づけ、反対する議員らの説得を続けてきました。任期が残り1年半を切り、キューバとの国交正常化と並ぶ「外交レガシー(遺産)」を積み上げることになりました。

この日、不承認決議に必要な動議が採決され、民主党議員ら42人が反対しました。可決に必要な60人の賛成票をわずかに下回りました。オバマ氏は可決された場合、拒否権を行使するとしていたが必要はなくなりました。これを受け政府は、対イラン制裁の解除に向けた具体的な手続きに入るとしています。

欧米など主要6カ国とイランの協議は7月、イランが核開発を大幅に縮小する代わりに、欧米が制裁解除することで最終合意しました。米議会は5月、上下両院が不承認決議案を可決した場合、政府が制裁を続けることを義務づけるイラン核合意審査法を制定し、60日間を期限として、ケリー国務長官らを公聴会に呼んで、合意内容を審査していました。

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