英議会 EU離脱の”代替案” いずれも賛成多数得られず

(NHK)イギリス議会は、EU=ヨーロッパ連合からの離脱をめぐるこう着状態の打開を目指し、メイ首相の離脱方針以外で議会が支持できる選択肢があるか投票を行いましたが、いずれも賛成多数を得られませんでした。

一方、メイ首相は、辞任と引き換えにあくまで自身の案への支持を求めており、議会と政府の主導権争いが激しさを増しています。

イギリスのEUからの離脱については、メイ首相がEUと合意した「離脱協定案」が、これまで2回議会で否決され、政府は29日に予定していた離脱を延期することを余儀なくされました。

メイ首相がみずからの協定案の議会での承認をあきらめない姿勢を示す中、議会は、こう着状態の打開を目指して、首相の案以外で賛成多数を得られる選択肢があるかどうか審議しました。

議会では、合意なき離脱に進む、2度目の国民投票を実施する、EUの関税同盟にとどまるなど、8つの選択肢について、それぞれ投票が行われました。

その結果、2度目の国民投票の実施と関税同盟にとどまるという選択肢が最も支持されましたが、いずれも賛成多数は得られず、議員からは、選択肢を絞って来週、再び投票するべきだとの提案が出ています。

今回の投票結果に法的拘束力はなく、メイ首相も「建設的な姿勢で審議に応じるが、政府は結果に縛られない」と述べています。投票に先立ってメイ首相は、辞任と引き換えにみずからの協定案への支持を与党・保守党の議員に呼びかけたことから、協定案の3度目の採決を急ごうとしているという見方も出ていて、議会と政府の主導権争いが激しさを増しています。

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