英金融業界、ブレグジットで最大4万の雇用が打撃=調査会社

[ロイター] - コンサルティング会社オリバー・ワイマンは最新の報告書で、イギリスのEU=欧州連合離脱に伴い、イギリス金融業界では最大4万人の雇用が失われる可能性があるとの見通しを示しました。


主要金融機関は現在、欧州の単一市場へのアクセスを失うという最悪のシナリオに備えており、シティグループ、バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレー、および、バークレイズは先月、EU内に新たな拠点を設ける計画を明らかにしました。

オリバー・ワイマンは、これに伴い1万2000─1万7000の職がロンドンから他のEU加盟国に移ると推計しています。さらに、クリアリング(清算・決済)機能もロンドンの外へ移転した場合、最大4万の職がロンドンから離れるとの見方を示しました。イギリスのホールセール・バンキング業界の雇用者が現在8万人程度であることを踏まえると、最悪その半数がイギリスEU離脱の打撃を受けることになります。

オリバー・ワイマンは昨年10月に公表した報告書で、保険会社や資産運用会社も含む金融機関が欧州で金融サービスを制限なく提供できる権利を失った場合、7万5000人の職が失われ、英政府の税収は最大100億ポンド減少するとの見通しを示していました。


ご感想

他の情報