英EU離脱か残留か 安保でも対立 激しい論争続く



(NHK) イギリスで来月23日に、EU=ヨーロッパ連合からの離脱の賛否を問う国民投票が行われるのを前に、キャメロン首相は9日、ロンドンで演説し、「EUは、かつて争い合った国々を和解させてきた」と述べ、これまでEUはヨーロッパの国々の対立が激化することを防いできたと、その役割を強調しました。そのうえで、「各国が共通の目的を持ち続けることはイギリスの基本的な国益にもなる。イギリスがEUに残留し、指導力を発揮することが必要だ」と残留を訴えました。

これに対し、キャメロン首相の盟友とも言われ、与党・保守党の有力者であるジョンソン下院議員は、9日、「ヨーロッパの平和を守っているのはEUではなく、NATO=北大西洋条約機構だ」と述べ、EUからイギリスが離脱することが安全保障の面で悪影響を及ぼすことはないと反論しました。そのうえで、離脱してもイギリスは影響力を失わず、むしろ国際社会での発言力は高まると主張し支持を求めました。

国民投票が来月に迫るなか、安全保障を巡るEUの評価を巡っても与党内で意見が対立していて、国論を二分する激しい論争が続いています。

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