英EU離脱めぐり米政界亀裂=トランプ政権高官は支持明言

(VOVWORLD) -イギリスのEU=欧州連合離脱をめぐり、トランプ政権と野党民主党との亀裂が鮮明になっています。

ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)は「合意なき離脱」の場合もイギリスを支えると宣言しました。民主党のペロシ下院議長は14日、合意なき離脱による北アイルランド和平への影響を指摘し、和平が後退するなら米英の貿易協定を承認しないとけん制しました。
米英メディアによりますと、訪英したボルトン氏は12日、合意なきEU離脱について、記者団に「英政府がそれを決断するなら、われわれは熱烈に支える」と宣言しました。アメリカとの貿易交渉でイギリスが「列の先頭に来る」とも述べ、米英貿易協定締結を目指し優先的に取り組む考えを示しました。
EU離脱の是非を問う2016年の英国民投票前、訪英したオバマ前大統領は、英国が離脱した場合は貿易交渉で「列の後ろに並ぶことになる」と明言し、EU残留を求めていました。ボルトン氏の発言はオバマ氏の言葉を意識したもので、ジョンソン英首相ら強硬離脱派への支持を表明してきたトランプ大統領の立場を反映しています。
一方、ペロシ氏は14日、ボルトン氏の発言を受けて声明を出し、英・北アイルランドとEU加盟国アイルランドとの自由な往来を盛り込む和平合意が「英国のEU離脱で危険にさらされるのは許されない」と指摘しました。「EU離脱で和平合意が損なわれれば、米英の貿易協定が議会を通過する可能性はなくなる」と警告しました。

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