英EU離脱法案、下院が修正案否決 メイ政権は反対訴え譲歩約束

[ロイター] - 英下院は12日、欧州連合(EU)離脱法案の修正案を反対多数で否決しました。
英EU離脱法案、下院が修正案否決 メイ政権は反対訴え譲歩約束 - ảnh 1        (写真:AFP/TTXVN)

反対票を投じるよう呼び掛けていたメイ首相は、少数与党である保守党の親EU派議員らに譲歩を約束し、造反を阻止することに成功しました。

修正案はEU離脱に向けた最終合意に対して議会が行う「意味ある投票」に変更を加え、議会の権限を強化する内容。否決を受けて、英EU離脱省の報道官は「下院が政府の交渉の手を縛ることには同意しておらず、今後も同意することはない」とコメントしました。

デービスEU離脱担当相は先に、議会が「EU離脱を撤回」させる、あるいは離脱交渉を骨抜きにすることは決して認めないと述べていました。

上院はEU離脱法案に関する15件の修正について法案を提出していますが、この日の否決は、2日間の審議でメイ政権にとって初めての勝利となりました。

採決の直前にバックランド法務次官は保守派グループ指導部のドミニク・グリーブ議員に対し、離脱交渉でEUとの合意がまとまらなかった場合は議会の権限を拡大する案を検討すると約束しました。メイ首相はその後、造反の構えを示していた議員らと非公式な会合を開き、約束の内容を確認しました。

グリーブ議員は、EUとの交渉が決裂した場合に、政府が離脱方針について議会の承認を仰ぐという内容の提案を行っており、バックランド氏はこれを検討する考えを示しました。グリーブ議員はスカイニュースに対し、「『合意あり』でも『合意なし』でも意味ある投票ができる見通しとなったことに満足している」と述べました。

離脱交渉が決裂した場合に議会の権限強化を認めることになれば、より穏健な離脱に方向転換する可能性があります。ただ、現状では、メイ政権がEUとの合意内容を拒否した場合に、議会が交渉再開を指示することはできません。

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