親ロのセルビア民族派が勝利宣言=ボスニア幹部会選

【ベルリン時事】ボスニア・ヘルツェゴビナで7日、国家元首を交代で務める3民族の代表を選ぶ幹部会選挙が行われました。

このうちセルビア人の代表については、親ロシア派で、民族主義的なミロラド・ドディク氏が勝利宣言を行いました。内戦終結から20年超を経ても、依然として民族間の対立は解消できていない形です。
ドディク氏は、ボスニアからのセルビア人国家の独立を目標に掲げています。イスラム系の代表についても、民族派が勝利を宣言しました。
ただ、クロアチア人代表では、穏健派のジェリコ・コムシッチ氏が勝利したと表明しました。確定すれば、民族派の現職を破っての当選となります。
ボスニアは、イスラム系とクロアチア人の「ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦」と、セルビア人の「スルプスカ共和国」で構成します。1992~95年の民族紛争後に結ばれた和平協定で、各民族に不満が出ないよう民族別でトップを選ぶなど徹底的な分権体制を取りました。一方で融和は進まず、EU=欧州連合加盟などの議論は停滞。経済も低迷し、欧州での最貧国の一つとされます。

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