豊洲市場開場 初めての競り

(NHK) -日本の東京・築地市場に代わる新たな卸売市場・豊洲市場が11日開場し、早朝から新しい市場で初めての競りが行われました。
開場初日の11日は、新しい市場で初めて競りが行われ、このうち、マグロの卸売場では、水産卸売業者の「大都魚類」の網野裕美社長が「これから豊洲の地で新しい時代を迎えるが、築地で80年以上にわたって培ってきた技、ノウハウ、伝統をしっかりと継承することに全精力をあげて努力する」と挨拶しました。
その上で「やがては築地を上回るような豊洲のブランドを構築し、次の100年につながる市場とするべく、一丸となってまい進していこう」と抱負を述べ、集まった水産業界の関係者が手締めをして豊洲市場の開場を祝いました。
そして、午前5時半に、鐘の音が鳴り響く中で競りが始まり、威勢のよいかけ声とともにマグロが次々と競り落とされていきました。
豊洲市場は、今月6日に83年の歴史に幕を閉じた築地市場の移転先として、東京都が5700億円あまりをかけて江東区に整備しました。
敷地面積は40万7000平方メートルと築地市場の1.7倍の広さで、開放的な建物だった築地とは異なり、建物の閉鎖空間の中で取り引きを行うことで温度や衛生面の管理を強化したとしています。
今回の移転をめぐっては、豊洲市場の土壌や地下水から高い濃度の有害物質が見つかったことやその対策工事に不備があったことなど問題が相次ぎ、都の移転決定から実現まで17年かかりました。
都には今後、市場の安全性を継続的に監視し、情報公開を徹底することや日本の台所とも呼ばれた築地市場のブランド力を豊洲市場に引き継いでいくことが求められています。

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