辞任拒否なら不信任も=英首相、幕切れ迫る-EU離脱

(VOVWORLD) -メイ英首相が「最後のチャンス」と望みを託したEU=欧州連合離脱案の譲歩策は、議会から批判が噴出し、承認を得られず失敗に終わる見通しとなりました。
辞任拒否なら不信任も=英首相、幕切れ迫る-EU離脱 - ảnh 1       (写真:AFP/TTXVN)

与党・保守党は、首相が辞任を拒否して続投を求めた場合、不信任を突き付けてでも党首の座から引きずり降ろすことを視野に入れています。
2016年7月の就任から3年足らずです。離脱をめぐる混迷の末、万策尽きたかに見える首相です。自らの手で離脱を成し遂げてから退陣しようと、わずかな可能性を求めて生き残りを模索してきましたが、幕切れは刻々と迫っています。
「離脱案を支持すれば、われわれは前に進むことができる」。首相は22日の下院で、祈るように議員らに呼び掛けました。
しかし、最大野党・労働党のコービン党首は、首相の提案は既に3度否決されている従来案の見栄えを良くしただけで、内容に変化はないと一蹴。「首相は時間切れだ」と突き放しました。
保守党の反発はさらに激しく、首相に即時辞任を求める声もあります。首相が野党の支持を得たい一心で、離脱をめぐる再国民投票の可能性をちらつかせたからです。
メイ政権で議会運営の重責を担ったレッドソム下院院内総務(閣僚級)は22日、再投票案を「支持しない」と明言し、突如辞任しました。
首相は24日、進退問題をめぐり与党幹部と会談します。英メディアによりますと、首相はこの席で退陣を促され、拒否すれば党首として不信任投票にかけられるシナリオが浮上しています。
ただ、首相は昨年12月、保守党所属の下院議員による投票で過半数の信任を得ました。今年12月までの1年間は、新たな不信任投票を免除されるのが現在のルールです。
ところが「この規則を改正してでも首相を退場させ、新たなリーダーの下で早急に党勢を立て直す必要がある」という意見が有力になってきました。首相が屈辱的な形で党首の座を追われる前に辞意を表明するか、それとも離脱案の採決へ最後まで執念を燃やすか、決断に注目が集まります。

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