韓国外相「終戦宣言と核施設廃棄を交換条件に」 北への核申告要求は先送り提案

【AFP】韓国の康京和外相は3日の米紙ワシントン・ポストのインタビューで、米朝間の非核化交渉の行き詰まりを打破するため、米国が朝鮮戦争の終戦宣言に応じる見返りに朝鮮民主主義人民共和国が主要核施設を廃棄するという案を披露しました。

アメリカが朝鮮民主主義人民共和国に求めている核兵器リスト申告の要求については、プロセスを妨げるリスクがあるとして先送りを提案しています。

朝鮮民主主義人民共和国の金正恩朝鮮労働党委員長は韓国の文在寅大統領と9月に行った会談で、アメリカが「相応の措置」を取れば寧辺の核施設を閉鎖する用意があると表明しました。寧辺の施設では高濃縮ウランの生産が可能とされます。

康氏はインタビューで、朝鮮民主主義人民共和国側が寧辺の核施設の恒久的な廃棄を示唆したことに言及した上で「朝鮮戦争の終戦宣言といった米国の相応の措置の見返りに朝鮮民主主義人民共和国が寧辺の施設を閉鎖すれば、非核化に向けた大きな一歩となる」との見解を示しました。

また、朝鮮民主主義人民共和国の非核化をめぐっては2008年の検証の際には「リストを受け取った後、詳細な手続きを取りまとめている間に取り組みがとん挫した」とし、現時点では朝鮮民主主義人民共和国に核関連資産のリスト提出を求めるのは非核化プロセスを妨げかねないとの認識を示しました。その上で「異なるアプローチをとりたい」としました。

「リストはある時点で見られるようにしなくてはいけないが、双方に十分な信頼を抱かせる行動としかるべき措置を取れば、その時点はずっと早く訪れる」とも語りました。

マイク・ポンペオ米国務長官は非核化交渉を進めるため7日に再び訪朝する予定。金委員長と会談するとみられます。

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