ARF議長声明 朝鮮民主主義人民共和国情勢に「深刻な懸念」を表明

(NHK)フィリピンで開かれたアジア太平洋地域の安全保障について話し合う会議、ARF=ASEAN地域フォーラムの議長声明が発表され、弾道ミサイルの発射実験などを繰り返す朝鮮民主主義人民共和国をめぐる情勢に「深刻な懸念」を表明し、朝鮮民主主義人民共和国に国連の安保理決議を即座にかつ完全に順守するよう強く求めました。

ARF議長声明 朝鮮民主主義人民共和国情勢に「深刻な懸念」を表明 - ảnh 1     (写真:YONHAP/TTXVN)

フィリピンの首都マニラで7日に開かれたARFの成果をまとめた議長声明が、8日夜、発表されました。

会議には、アメリカや中国、日本などに加え、朝鮮民主主義人民共和国も参加し、ICBM=大陸間弾道ミサイル級のミサイルの発射実験などを繰り返す朝鮮民主主義人民共和国への対応が焦点となりました。

議長声明では、朝鮮民主主義人民共和国をめぐる情勢に「深刻な懸念」を表明し、朝鮮民主主義人民共和国にミサイル開発の停止などを求めた国連の安保理決議を即座にかつ完全に順守するよう強く求めました。

今回の会議では、朝鮮民主主義人民共和国を除く各国が、国連の安全保障理事会で採択された新たな制裁決議の厳格な履行で一致しましたが、圧力強化を訴えるアメリカや日本などと、制裁に並行して対話を行うことの重要性を強調する中国やロシアなどとの溝は埋まらず、事態打開に向けてどう歩み寄るか課題が浮き彫りとなりました。

一方、南シナ海をめぐる問題については、「埋め立て」や「軍事化」といった中国の活動を示す文言は盛り込まれませんでした。また、中国の主張を否定した国際的な仲裁裁判の判断への言及もなく、中国に対する配慮がにじんだものとなりました。

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