EUと南米4か国 自由貿易協定で基本合意

(NHK) EU=ヨーロッパ連合とブラジルなど南米4か国との自由貿易協定が基本合意に達しました。EUとしては、G20大阪サミットが開かれる中、自由貿易の重要性をアピールするねらいがあるものとみられます。
EUと南米4か国 自由貿易協定で基本合意 - ảnh 1     メルコスールの本部(写真:AFP/TTXVN)

EUで通商政策を担当するマルムストローム委員は28日、記者会見を開き、ブラジルやアルゼンチンなど南米の4か国で作る自由貿易圏「メルコスール」との自由貿易協定が基本合意に達したと発表しました。

EUとメルコスールは20年前に「地域間連合協定」の交渉を始めましたが、EU側には南米の安価な農産品が流入することへの懸念も根強く、交渉は思うように進んでいませんでした。ただ、アメリカでトランプ政権が誕生し保護主義的な姿勢を強める中、EUは自由貿易を推進する立場からメルコスールとの交渉の妥結を重要課題に掲げていました。

今後、各国の議会で承認されれば、人口規模で7億人余りの経済圏が誕生することになります。マルムストローム委員は記者会見で「開かれた貿易を支持するという明確なメッセージになる」と述べ、今回の合意の意義を強調しました。

EUとしてはG20大阪サミットでアメリカと中国の貿易摩擦や多国間主義の議論の行方が注目される中、自由貿易の重要性を強調するねらいもあるものとみられます。


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