EU、ギリシャの債務軽減策協議 月内合意目指す



(Nikkei.com)欧州連合(EU)は9日、ブリュッセルで臨時のユーロ圏財務相会合を開き、金融支援中のギリシャの債務返済の軽減策を巡って協議しました。24日の次回会合で軽減手法などを巡って合意を目指す方針で一致しました。ギリシャが早期実行を求めている追加融資の判断はこの日も先送りしました。

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(写真:AFP/TTXVN)

ユーロ圏財務相がギリシャの債務負担軽減策を正式に議論するのは、2015年夏に合意したギリシャの第3次金融支援の下では初めてです。国際通貨基金(IMF)が支援融資への復帰の条件として早期の検討をEU側に求めていました。

財務相らはユーロ圏財務次官らで構成する作業部会に、返済期間の延長や利払いの繰り延べなどの軽減方法を検討して24日にブリュッセルで開く次回のユーロ圏財務相会合で報告するよう指示しました。債務減免は検討対象とせず、昨夏に合意した金融支援の枠組みは維持する原則を確認しました。

会合後に記者会見したデイセルブルム議長(オランダ財務相)は24日の会合で軽減策について合意を目指す姿勢を強調しました。「IMFの金融支援プログラムへの参加につながる」と期待を込めました。

一方、ギリシャが追加融資を受ける前提となる財政改革策の「第1次審査」を巡る合意は今回も持ち越しとなりました。財務相らはIMFの要請を受けて、財政黒字化目標が達成できなかった場合に実行する追加の財政緊縮策の提案を4月下旬にギリシャへ要請しました。9日の会合では第1次審査の完了と合わせて、事務レベルでの合意を「数日中に完了させる」ように交渉加速を求めました。

債権団は当初、第1次評価を昨年秋に終える予定でしたが、交渉が難航しています。ギリシャは7月下旬に巨額の債務返済期日が迫っており、昨夏のような財政危機の再燃を避けるため、早期合意が急務となっています。

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