EU、カンボジア経済制裁手続きに着手 野党弾圧で

【ブリュッセル=共同】EU=欧州連合欧州委員会は11日、カンボジア政権の野党弾圧を受け、同国産品輸入の際の関税優遇措置停止の是非決定に向けた監視強化などの手続きに本格着手したと発表しました。

1年以内に停止の是非を決めます。実施されれば、事実上の経済制裁と言えます。

EUは発展途上国の中でも特に発展が遅れた国々の産品の関税の減免を通じ、産業振興を後押ししていますが、人権弾圧などを理由に停止できます。

EUの外相に当たるモゲリーニ外交安全保障上級代表は、EUはカンボジアの野党弾圧を深刻視してきたと指摘しました。旧最大野党関係者2人の政界復帰が今年認められるなど前向きな措置があったものの、優遇措置の為には「より決定的な行動」が必要だと述べました。

優遇措置停止が決定されれば、その6カ月後に施行されます。カンボジア外務省は昨年10月、EUが予備的手続きに着手した際「極度に不当」などとする声明を出しました。

EUはミャンマーに対しても、治安部隊によるロヒンギャへの迫害問題を巡り、同様の優遇措置停止を検討しています。

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