視覚障がい者らにより構成された「希望」という名の合唱団

2017年4月9日 - 16:00:00


ホアイ  こんにちは、ホアイです。

ソン こんにちは。ソンです。今日のこの時間は視覚障がい者らにより構成された「希望」という名の合唱団についてお伝えします。

ホアイ さる3月末、在ベトナムスリランカ大使の公邸で、在ベトナムベネズエラ、オランダ、ギリシャ、イタリア、フィンランドの大使らが特別なコンサートを鑑賞するため、集まりました。

視覚障かい者らにより構成された「希望」という名の合唱団 hinh 0



ソン
コンサートが始まる前、在ベトナムスリランカ大使は次のように紹介しました。

(テープ) 

「音楽は精神的な言語であり、生活の秘密世界を切り開いて、人々に平穏さをもたらします。この前、私は「希望」という合唱団が20カ国の言語で歌う公演を見て、驚きました。今日はこの合唱団の公演をどうぞお楽しみください。」

ソン 在ベトナムスリランカ大使の紹介の言葉を聞いて、だれもがウキウキした気持ちを持ちながら、待ち望んでいます。

ホアイ というのは公演に参加した人々は全員、目が不自由な人たちだからです。だれもが合唱に耳を傾けていました。

現場の音

ソン 在ベトナムスリランカ大使の官邸で行われたコンサートにはイギリス、ロシア、ドイツ、イタリア、日本など世界の有名な歌がその国の言語で歌われました。その他、ベトナムの伝統的楽器の演奏も披露されました。

現場の音

ソン 「希望」合唱団の公演を鑑賞した後、在オランダベトナム大使は次のような感想を述べました。

(テープ) 

「目が不自由な人々は私たちに素晴らしい公演をしてもらうことで、印象深いものです。彼らは本当にプロです。彼らは目が不自由でも芸術公演がやれるということを証明しました」

ソン この合唱団はいつ結成されましたか?

ホアイ 17年前のことです。当時、目が不自由なアマチュア歌手と民族楽器の奏者合わせて20人がトン・タット・チェムという有名なピアニスト夫婦の指導の下、この合唱団を結成したのです。

ソン この合唱団のメンバーは中部タインホア省、ハー・ティン省、北部フート省、バクニン省などベトナムの様々な地方からやってきました。また、その中に、音楽学院で勉強した民族楽器の奏者が居れば、歌唱に関する学校に在学したことのないアマチュア歌手もいます。

ホアイ 出身地や音楽に関する養成の経験は違いますが、共通点は、目が見えないことですね。そして、この合唱団に参加した時、共通の楽しみを見つけたわけです。

ソン 健常者にとっても、新しい外国語を勉強するのは難しいですが、この合唱団のアーチストにとって、20の言語で20の歌を歌うのは大変難しいでしょう。

視覚障かい者らにより構成された「希望」という名の合唱団 hinh 1


ホアイ
そのため、チェムさんは合唱団の団員に対し、それぞれの歌詞にある言葉を一つずつゆっくり発音して、その意味を詳しく説明していました。そして、合唱団の団員は歌詞とメロディーを覚えられるように、それぞれの歌を何度も繰り返して歌いました。この合唱団の団員の一人グェン・バン・フン ( Nguyen Van Hung) さんは次のように語りました。

(テープ)

「英語を発音するのは難しいですが、ロシア語を発音するのも大変です。その為、繰り返し、練習しなければなりません。現在も、完全にできないので、毎日、練習に取り組んでいます」

ホアイ これまで、この合唱団はハノイに駐在している各国の大使館が行われた独立記念式典で公演を行うなど、フランス大統領、アメリカ大統領、マレーシアの国王などがベトナムを訪問した際に、これらの元首の前で公演を行なってきました。

ソン その他、「希望」合唱団は世界20カ国の国歌をその国の言語で歌われたアルバム4枚を発行しています。この合唱団の公演を鑑賞したことがある身体障害者の一人グェン・タオ・バン( Nguyen Thao Van) さんは次のように語りました。

(テープ)

「彼らが自らの才能を表すチャンスがあり、そして、彼らの公演を楽しむ人々は彼らの才能を大切にしていることは喜ばしいことです。私にとって、彼らは本当にスーパーマンのようです。ですから、身体障害者にとって、外国語で歌うのはとても難しいです。これは彼らの大きな取り組みを示しています。彼らの公演を見て、彼らが自らの心を込めて公演したことを実感できます」

現場の音 

ソン この合唱団の名前は希望と名付けられていますが、その名前はそれぞれのメンバーの願望を十分に示していると言えますね。

ホアイ この合唱団の歌を聴いた人の誰もが目が不自由であっても、大きな底力を実感するでしょうね。

では、おしまいに一曲お送りしましょう。「~」です。

(曲)

「~」をお送りしました。

今日のハノイ便りは、視覚障がい者らによる「希望」という名の合唱団についてお伝えしました。それでは、今日はこのへんで。