国際基準によるコメ生産

2017年4月7日 - 15:00:00


先ごろ、ベトナム企業「ロクチョイ」社や、世界銀行グループの一員であるIFC=国際金融公社、国際稲研究所、持続可能なコメづくりプラットフォームの協力によるSRP=持続可能な稲作プログラムが継続されることが発表されましたが、これは、メコンデルタ地域の農家らにとって、喜ばしいことと見られています。というのは、これまで、このプログラムは2度にわたり試験的に実施され、農家らに高い収入をもたらしたからです。


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SRPが国内外の専門家や企業経営者の関心を集める(写真:baoangiang)

このプログラムに参加したキェンザン省タンヒェップ県タンアン村に住む農民レー・ゴック・リンさんによりますと、このモデルは伝統的稲作方法より効果が高いのです。先進的生産工程や、農薬を使用しないことなどにより、生産コストが低く、収入が増えました。以前、1ヘクタール当たりの収益は500万ドン(約2万5000円)でしたが、現在は600万ドン(約3万円)に達しているということです。

リンさんの話です。

(テープ)

「プログラムの基準は難しいですが、農民に利益をもたらしています。以前は、経験により生産してきましたが、現在は46の国際基準によって稲作をします。例えば、農薬を使わないことです。以前はすぐ農薬を使いましたが、現在の基準では、これはまずいですね。そういうわけで、農民の意識も段々変わってきていますよ。」

このプログラムに参加した農家によりますと、当初、これらの46の基準は確保しにくい厳しいものでしたが、安全なコメ生産や、環境保護、農民と消費者の健康を守るためになるとしています。また、収穫後にワラを燃やさないことや、有機肥料と無機肥料を同時に使用すること、農薬をまいた後は水田にその噴出と噴出範囲を知らせる看板を設置することなどは新しいものとしています。

このプログラムの試験的実施期間中、「ロクチョイ」社の技術者らは農家らと密接に協力し、直接支援しました。同社所属農業研究センターのズオン・バン・チンセンター長は次のように明らかにしています。

(テープ)

「訓練を受けた後、農民らはこのプログラムの利益が詳しくわかるようになりました。現在、水田では、農薬に関連するゴミが見えなくなっています。ゴミの正しい処理が健康と環境に役立つことが分かったからです。そのため、農家の人々は喜んでいます。今後、このモデルが他の地方にも広まり、持続可能なコメ生産に寄与すると期待します。」

このプログラムは2回にわたり試験的に実施されましたが、これらを通じて、農家らはこれを伝統的な生産方法と比べ、その利益を目にすることができます。農民に利益をもたらし、環境保護に役立つだけではなく、コメの経営・輸出に携わる企業の競争力の向上にも貢献すると評価されています。

ベトナム食糧協会のフイン・テー・ナン会長は、「このプログラムの効果を踏まえ、他の企業に対し、研究と参加を呼びかける」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「ベトナム食糧協会のメンバーらがこのモデルを研究し、新しい基準を定めることを望んでいます。これはベトナム産コメの質と価値の向上や、トレードマークづくりなどに役立つからです。」

SRP=持続可能な稲作プログラムに従って、今後2年間、メコンデルタの4000人の農民が訓練を受けます。これらを通じて、農民は稲作に関する新しい知識を身につけ、耕作方法を改善し、収入を高めるようになると期待されています。