2016年のベトナム経済を振り返って

2017年1月6日 - 15:00:00


2016年、ベトナム経済は安定した成長を維持してきました。これは政府の政策や、各企業、機関などの努力効果を示すものと見られています。今日のこの時間は昨年の経済の主な動きを振り返ってみましょう。

2016年、ベトナムのGDP国内総生産の成長率は6・21%に達しました。6・7%という国会が出した目標値は達成できなかったものの、これは社会全体の努力を示すものであると評されています。目標が達成されなかったことの原因は幾つかありますが、客観的要素としては、台風、洪水、干ばつ、南部での塩害などが上げられています。

また、原油価格の下落に伴う輸出額の減少や、世界経済のマイナス影響もあります。こうした中、農・林・水産物生産は多くの困難に直面している一方、サービス業や、工業、加工業、製造業、建設業などの成長は安定しています。特に、加工業の高い成長は経済の安定の維持に寄与しています。

統計総局所属工業統計局のファム・ディン・トゥイ局長は次のように明らかにしています。

(テープ)

「加工業の発展指数は過去最高となっています。これは積極的な兆しです。また、製造業も安定しています。加工業をはじめ工業の高い成長速度は国の経済全体に積極的な影響を与えています。」

2016年はベトナムの対外経済が多大な成果を収めた年です。同年、ベトナムは複数のFTA=自由貿易協定を締結しました。また、FDI=外国直接投資は新規登録額と増資額の両面で増加しています。また、資金調達率も増えています。

これらは経済全体の発展促進に役立っています。さらに、注目すべきことは、ハイテクによる農業生産が迅速に発展していることです。中でも、野菜と果物の生産・加工は近代的技術の導入などにより、効果をあげています。これに関し、エコノミストのグエン・ミン・フォン氏は次のように評価しています。

(テープ)

「これは、国際社会への参入を進めながら世界の発展傾向に合流しあらゆるメリットを活用するという経済発展に関する思考刷新の成功だといえます。ベトナムは、投資保護や、貿易奨励に関する数百件の合意文書や、11件のFTAを締結してきました。これは、貿易活動に有利な条件を作り出しています。」

他方、エコノミストらによりますと、2016年、ベトナムは投資経営環境の改善活動においても多大な成果を収めました。これは、企業と国民が生産経営活動を拡大させ、国の経済発展事業に貢献することに役立ち、今後の発展事業の基礎を作り出すものとしています。