フランスの新内閣

フランスのオランド大統領から指名を受けたジャンマルク・エロー首相は16日、新閣僚名簿を発表しました。経済閣僚を中心にオランド氏の側近を配置し、大統領の 「成長重視」路線を実行する実務型の布陣となりました。ギリシャの再選挙が決まりユーロ圏に緊張が広がるなか、オランド大統領は欧州問題を熟知した即戦力を重視しています。

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オランド大統領とエロー首相


外相にはミッテラン元大統領の下で首相を務めた重鎮のローラン・ファビウス氏が就きます。財務相に選挙活動の責任者を務めた側近のモスコビシ元欧州担当相といった重量級を任命しました。 また、国内政策の最優先課題に掲げる若年層の雇用対策や教育支援に弾みをつけるため、ペヨン国民教育相を首相と外相に次ぐ序列に位置づけました。さらに、大統領と長年の友人とされるミシェル・サパン氏を雇用・労働相に充てました。サパン氏はオランド氏の選挙公約をまとめた一人です。その他、オランド氏と社会党大統領候補の座を争ったマニュエル・バルス氏を内相に、国防相にはジャンイブ・ルドリアン氏、エコロジー・持続的開発・エネルギー相にはニコル・ブリク氏が就きます。

ファビウス新外相は首相のほか、財政相や産業相も歴任しました。オランド大統領とエロー首相は閣僚経験がないため、国際社会でも知名度の高いファビウス外相を政権の要に据えたとみられます。モスコビシ経済財政相は欧州問題担当相の経験があり、対外貿易も担当します。閣僚は閣議に参加しない閣外相を含めると、34人で、そのうちの17人が女性です。

新内閣は17日に初閣議に臨みました。エロー首相はテレビ番組で「フランス国民が求める変化に応えられる陣容だ」と強調し、初閣議で閣僚の給与30%削減を提案すると表明しました。

フランスは6月に国民議会選挙つまり下院選挙を予定しています。与党の社会党が過半数を確保できなければ、首相交代を余儀なくされる可能性もあり、オランド大統領は選挙を見据えた政策運営を進めることになります。

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