ベトナムの労働組合とグリーン・ジョブ

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ベトナムの労働組合とグリーン・ジョブ

 先ごろ、ILO国際労働機関は世界規模でグリーン・ジョブ戦略を開始し、これを気候変動への対応とそれぞれの国の社会的財源づくりを目指す措置として見做しています。ベトナムで各レベルの労働組合は、ILOのこの戦略、及び持続的な発展に沿った経済再構築の要求に応え、グリーン・ジョブに力を寄せています。

 グリーン・ジョブとは環境保全と社会の持続的な発展、国民のための公平と平等の確保に寄与するものです。グリーン・ジョブには雇用創出のグリーン化、環境保護のための設備や器具の製造、新しいグリーン産業の開発、気候変動による影響の軽減に寄与する仕事が含まれています。ベトナムでは、グリーン・ジョブ政策が身体障害者をはじめ、損失を受けやすい人々を対象として実施されるならば、彼らの収入を向上させ、労働条件の改善を図った上で、貧困解消、平等と社会団結の強化、持続的な発展を促進するでしょう。ベトナム労働総連盟に属する労働者・労働組合研究院のレ・タイン・ハー副院長は次のように語りました。(テープ)

「ベトナムでは、グリーン・ジョブの潜在力が大きいことから、グリーン成長に見合うような対策を実施し、今後10ヵ年発展計画で持続的な発展目標を導入する必要があります。グリーン成長を開始してからおよそ20年間、経済発展や社会問題の解決、戦略的目標の実施でかなりの進歩を遂げてきました。ただ、環境、とりわけ給水、環境衛生、CO2排出量の削減などにさらなる関心を払う必要があります。」

ハー院長はこのように語りました。
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 ベトナムは中所得国に入ってから、経済成長の維持や社会公平の確保などに新しい試練に立ち向かっています。それで、ベトナム政府はグリーン成長戦略を作成しました。これに基づき、各レベルの労働組合はグリーン・エコノミーとグリーン・ジョブづくりに直接参加するようになります。ベトナム労働総連盟のマイ・ドク・チン副議長は「ベトナムの労働組合はこの戦略に積極的に応じている」と強調し、次のように述べました。(テープ)

「ベトナムで経済危機と生態危機が発生している現在、グリーン・エコノミーは非常に必要なものだと よく認識しています。ですから、私達はグリーン・ジョブづくりに関するベトナム労働組合の具体的な戦略を作成し、政府のグリーン・エコノミーづくり戦略の実施、経済発展、社会安全保障の確保に寄与することが狙いです。」 チン副議長はこのように述べました。

 グリーン・エコノミーとグリーン・ジョブづくりは労働者の健康保護、経済発展目標の実施、所得の向上、持続的な雇用創出、および貧困解消に寄与するとみられます。しかし、再生エネルギー、クリーンエネルギーなど、環境に優しい先進技術の応用は労働効率を向上させる一方、雇用の削減、労働様式の変更につながり、労働者に支障を来たしてしまいます。これは労働者にとって小さくない試練となっています。こうした状況の中、ベトナム労働組合はグリーン・エコノミーとグリーン・ジョブづくりに重要な役割を果たしています。さきほどのベトナム労働総連盟に属する労働者・労働組合研究院のレ・タイン・ハー副院長は次のように話しました。(テープ)

「各レベルの労働組合は労働者にグリーン・ジョブへの認識を向上させ、彼らをグリーン・ジョブの潜在力、成長モデルの変化、各産業の再構築に伴う問題、環境に優しい技術の使用の評価や、グリーン・ジョブづくりに必要な人材の育成計画の作成に参加させる任務があります。これは職場のグリーン化に応えられるような専門家、管理者、科学研究者、及び熟練した労働者づくりが狙いです。」

ハー副院長はこのように話しました。

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また、各レベルの労働組合のもう一つの重要な任務は労働者、職員、公務員に環境保全法の遵守、世界環境デーに応える活動、水質汚染、固体廃棄物の処理への参加を奨励すること、及び環境保全を労働安全保障、労働条件の改善との連携を行うことです。一方、労働組合に属する学校や研究院は環境汚染防止対策、騒音公害の削減、工業団地の環境浄化、再生物質の利用、クリーン・エネルギー開発、労働安全保障の確保、グリーン・エコノミーなどに関する研究を促進し、グリーン・ジョブづくりを強化する必要があるとしています。

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