ベトナムの枯葉剤被害者への公平を求めること

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枯葉剤被害者

ベトナムでは8月10日は枯葉剤被害者の日です。抗米救国闘争時代に、アメリカ軍がベトナムに数千トンのダイオキシン枯葉剤を散布しました。それ以来52年間経ちましたが、その影響はベトナムの生態系、特に数百万人の人々の健康に甚大な被害をもたらしています。

この10年、ベトナム枯葉剤被害者協会は、枯葉剤被害者を世界に公(おおやけ)にして公平を求めるために、ダイオキシン枯葉剤を生産したアメリカの化学製薬会社37社を相手取って告訴を起こしてきました。

現在、全国では、300万人がダイオキシン枯葉剤の後遺症に苦しんでいます。

40年余りにわたってホーチミン市のト・ズー(TuDu)病院の産婦人科医であるグェン・ティ・ゴック・フォンさんは、1965年にダイオキシン枯葉剤の被害者を始めて目撃しました。彼らは、頭蓋骨のない赤ん坊、目、手、足もない赤ん坊、あるいは、結合双生児と呼ばれる、生まれつき障害を持った新生児(しんせいじ)でした。それをきっかけに、フォンさんは枯葉剤被害者とともに、その公平を求めることにしました。1987年から、彼女は国際的医療会議でこの状況を報告しました。最近、彼女はアメリカで2度に渡って行なわれた陳述会に直接参加したほか、アメリカに何度も渡航して、アメリカの大学の学生や教職員にベトナムにおけるダイオキシン枯葉剤の悪影響などについて説明しました。フォンさんは次のように語りました。                       

(テープ)

「ワシントン大学で、ある教職員が私に次のように聞いてきました。『先生、アメリカ政府がベトナム人にそのような甚大な被害をもたらしたことは、とても恥ずべきことと思っている。今、私たちは、贖罪(しょくざい)をするために何をすれば良いのだろうか?』。アメリカ人はベトナム枯葉剤被害者を支持していることが明らかでしょう。また、アメリカの復員軍人らもアメリカの化学製薬会社を相手取って告訴を行なったので、ベトナム側の告訴を支持しています。」

一方、最初からベトナムの枯葉剤被害者に対する公平を求める戦いに参加した、国際民主法律家協会の弁護士4人の一人であるリュウ・バン・ダット教授は「ダイオキシン枯葉剤の被害を証明できる証拠を持っているものの、アメリカの化学製薬会社にベトナムの枯葉剤被害者の保障を求めることは簡単な事ではない。この告訴が長引いた理由は、ベトナムにおける戦争問題に直接に関与しており、アメリカの責任には複雑な内容があったのだ。さらに、被告訴人は強固な財団でである。しかし、ベトナムの告訴は多くの優れた弁護士の参加を受けている」と明らかにしました。ダット弁護士は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムの枯葉剤被害者が公平を与えられることなくして、その戦いは終わりません。近い将来、ベトナム人枯葉剤被害者による民事的告訴が起こる可能性があると知らせます。現在、私たちは勝利の道を歩んでいるので、近い将来、アメリカの化学製薬会社が問題を深く理解し、頑固な態度をさらに緩和させ、ベトナム側とも協議して、問題を解決すると確信しています。」

ベトナムの枯葉剤被害者の戦いは、世界各国民の支持と賛同を受けています。1967年から1968年まで、アメリカの科学者はアメリカ大統領に対し、枯葉剤にはダイオキシンが含まれていたと言う報告書を提出しました。また、当初から、世界各国の非政府組織はベトナムにおける枯葉剤の散布に反対する決議を出し、アメリカの政府と化学製薬会社にベトナムへの賠償を求めました。世界平和委員会は8月10日を「ベトナムの枯葉剤被害者の日」にしました。

ベトナムの枯葉剤被害者協会のグェン・バン・リン会長は次のように語りました。

(テープ)

「私たちの第一の目標は、公平を求める戦いを堅持する事です。アメリカの化学製薬会社に対し、賠償を受けたアメリカと韓国の枯葉剤被害者と同様に、ベトナムの枯葉剤被害者もその賠償を取り扱われなければならないと要求します。次の目標は、私たちはアメリカ政府と化学製薬会社に対し、枯れ葉剤の除去作業を急ぐことを求めます。そして、アメリカの化学製薬会社にベトナムの枯葉剤被害者への人道支援を行なう責任を果たすよう呼びかけます。」

ベトナムの枯葉剤被害者への公平を求めること - ảnh 2
枯葉剤を散布しているアメリカ軍の飛行機



ダイオキシン枯葉剤の後遺症は多くのベトナム人の家庭の第3、第4世代に直接影響しています。公平をまだ実現できない限り、ベトナムの枯葉剤被害者の戦いは終わることはないでしょう。

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