「ベトナムの集い」というイベント

既にお伝えしましたように、7月28日から8月17日まで中部ビンディン( Binh Dinh) 省クイニョン( Qui Nhon)市で、「第9回ベトナムの集い」というイベントが開催されています。

このイベントには、ノーベル物理学賞受賞者5人を含む200人の科学者が、世界30の国と地域から参加しました。 これは、ベトナムの科学者と世界各国の科学者が経験や研究成果などを交換できる良いチャンスとなっています。

会議の開催期間中に、多くの重要な活動が行われました。その中には、天文衛星プランクによる宇宙の年齢、一般相対性理論と重力及びナノ物理学に関する国際科学会議のほかに、国際科学教育センターの落成式が行なわれました。その他に、物理学と天文学に関する専門セミナーも開かれました。

「ベトナムの集い」というイベント - ảnh 1
チャン・タン・バン教授(中央)と外国の科学者

イベント提唱者のチャン・タン・バン教授は次のように語りました。

 (テープ)

「私たちが最も期待しているのは、ベトナムの若手科学者の研究活動に便宜を図るためのメカニズムを打ち立てたいということです。」

他方、今回の「ベトナム集い」の目玉の一つは国際科学教育センターの誕生です。このセンターはクイニョン市の、20ヘクタールの敷地に建設されました。このセンターで、世界の著名な科学者が研究活動の成果や意見の交換などを行う事が出来ます。

チュオン・ディン・ヒエン博士は次のように語りました。  

(テープ)

「この集いはいまだ貧しい中部で唯一無二のイベントです。国際科学教育センターの誕生はベトナムの中部に新たな時代を切り開きました。これからは、中部の人々は世界の著名な科学者や研究者との会議、討論及び研究活動の場を持つことを誇りに思う事が出来るでしょう。」

ベトナムと世界の著名な科学者、特にノーベル物理学賞受賞者が5人も参加した第9回「ベトナムの集い」はベトナムの若手科学研究者に新たなチャンスを切り開きました。これは、同イベントの大成功の一つでもあります。イベントの諸活動の内容はベトナムの学生や研究生を始めとする若手科学者に一連の新たな見識を提供してきました。

大阪大学に在学しているベトナム研究生のブイ・バン・フォさんは次のように語りました。

(テープ)

「このイベントは本当に有益だと思います。私が研究している分野に関連する様々なことを身につけるようになりました。これは私にとって素晴らしいチャンスです。」

「ベトナムの集い」は、1993年に開始して以来、核物理、天文物理、及び応用研究などにおけるベトナムの科学部門の基礎研究の発展に寄与しています。

ベトナム科学技術省のグェン・クアン大臣は次のように語りました。

(テープ)

「我々は基礎研究を進めるとともに、科学技術や応用科学にも注力しています。私たちは科学者を援助するための政策や仕組みを作成する他、近日中に政府は物理学の発展に関する国家重点事業を検討します。その上で、幾つかの基礎研究分野に投資を行なうことになります。」

第9回「ベトナムの集い」は、まもなく終了しますがベトナムの科学に新たなチャンスをもたらすことでしょう。

 

ご感想

他の情報