今から64年前の6月11日、ホーチミン主席は全国民が抗仏戦争への参加をアピールするため、愛国競争運動を提唱しました。60年の間、この運動はベトナムの建設防衛事業に大きく貢献してきました。

ホーチミン主席が愛国競争運動を初めて発動した時、競争と愛国との緊密な絆を強調しました。ホーチミン主席は「競争運動に参加することは愛国心の証である。愛国心を持つ人々は競争運動に参加すべきだ。競争運動に参加した人々は最も深い愛国心を抱いている人々だ」と強調しました。

ホーチミン主席の呼びかけに応え、この64年、愛国競争運動は幅広く活発に行われてきました。この運動を通じて、困難に立ち向かう勇気、そして、新たな道を切り開く力とやる気のある多くの個人と団体を排出してきました。また、これらの愛国競争運動はベトナムの経済社会発展事業に一翼を担っています。

ホーチミン主席と共産党の指導者研究所のチャン・ミン・チュオン( Tran Minh Truong)所長は次のように語りました。　

（テープ）

「ホーチミン主席によると、競争運動の評価基準はそれぞれの部門や対象者によって異なります。例えば、児童・少年に対しては自分に見合った行いをして、愛国競争運動を応援します。また、労働者や農民は日常の生活や仕事を通じて、競争運動に参加できます。それぞれの人々は自らの任務を全うしながら、自分の仕事を立派に果たすことが愛国競争運動に参加することを意味するのです」

チャン・ミン・チュオン所長はこのように語りました。

64年前、ホーチミン主席が愛国競争運動を発動した所である北部タイグェン( Thai Nguyen) 省人民委員会のマー・ティ・グェット( Ma Thi Nguyet)副委員長は次のように語りました。　

（テープ）

「愛国競争運動は一部門や地方のものではなく、政治制度全体の任務です。特に、国民全体の参加は欠かせません。また、愛国競争運動はそれぞれの地方や部門の専門と政治的任務の遂行を基礎に展開される必要があります。また、この運動の実施状況の監視活動を強化する必要があります」

マー・ティ・グェット副委員長はこのように語りました。

現段階における愛国競争運動に関して、ホーチミン国家政治行政学院所属ホーチミン思想研究所のグェン・テー・タン( Nguyen The Thang)所長は次のように語りました。

（テープ）

「賞賛と競争との両立は競争運動の強化に寄与します。賞賛が不公平に、非公開に実施すれば、人々は競争運動に参加する気がなくなってしまうでしょう。ホーチミン主席は生前、「革命は民衆の事業である」と言ったように、競争運動には民衆の役割を重視しなければなりません」

グェン・テー・タン所長はこのように語りました。

現在の国の建設防衛事業において、愛国競争運動は愛国心を示すだけでなく、ホーチミン主席の道徳を見習うための最善の方法であると言えるでしょう。