冷凍エビに米の不公平な判決

ベトナム時間14日午前、アメリカ商務省は、ベトナム産の冷凍エビに対する反補助金訴訟に正式な判決を下しました。これに基づき、ベトナムから輸入した冷凍エビは相殺関税を課すことになります。これは不公平な決定であり、ベトナムの数十万人のエビ養殖業者とエビ生産業者の生活に悪影響をもたらします。

アメリカ商務省の決定に基づき、南部最南端カマウ(CaMau)省のミン・キー水産物会社とニャチャン水産物会社にそれぞれ7.88%と1.15%の関税率を課します。また、ベトナムの他の会社向けの関税率は4.52%です。これは、去る5月にアメリカ商務省が出した暫定課税率と比べ低下するものの、不公平な決定です。というのは、この決定は、ベトナムの冷凍エビ生産加工会社が政府の補助金で不当に安く販売されているとして出されたものです。また、この決定は、反ダンピング関税と相殺関税を含む二重課税措置に過ぎません。

アメリカ商務省の判決はベトナムを含む幾つかの国のエビ産業が政府の補助金を受けているというアメリカの湾岸エビ産業連合体の申し立てが今年1月に行われた事をきっかけに出されましたが、これは、無理です。現在、この連合体がエビ水揚げ部門を代表して、アメリカのエビ消費量のおよそ10%しか応えていません。残りの9割が輸入エビに依存しているのです。その他、アメリカのエビ輸入業者さえも「湾岸エビ産業連合体がベトナムを含む幾つかの国から輸入エビは同連合体の競争力低下に繫がることを訴えたことは科学的根拠がないものだ」と強調しています。ベトナムで養殖されたエビとアメリカで水揚げたエビは養殖条件が違うので全く異なる製品です。ですから、両国のエビは互いに競争できないものです。

ベトナムの関連各機関は、この訴訟はベトナムの数十万人のエビ養殖業者とエビ生産業者に損害をもたらす不公平で不完全競争に過ぎないと幾度も強調してきました。

アメリカ商務省から反ダンピング関税を課されたことがある会社の一つであるミンフ水産物株式会社のレ・バン・クアン取締役会長は「これはエビの輸出加工会社に大きな損害をもたらす不公平な決定に過ぎない。ベトナムのエビ輸出加工会社は市場メカニズムに従って活動し、生産経営活動において政府の何らの補助を受けていない。」と訴えました。

その一方で、水産物総局のファム・アン・トアン副局長は「ベトナム政府はエビ部門を補助しない。飼料から種子、人件費まではエビ養殖業者の自己負担だった。」と強調したことがあります。

アメリカ商務省が正式な判決を出した直後、アメリカ国際貿易委員会は訴訟を再度検討し、もし同委員会が同じ結論を出した場合、10月3日にアメリカ商務省は最終的に課税適用を決めます。

14日に出されたアメリカ商務省の判決はベトナムのエビ輸出加工会社に悪影響をもたらし、ベトナムとアメリカとの貿易取引にマイナス影響を及ぼす事は明らかです。

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